駒大苫が準優勝 ウインターカップ出場へ 敢闘賞にティオウネ 高校バスケット

男子決勝リーグ〔駒大苫―東海大札幌〕27得点の活躍を見せた駒大苫の大山=7日、札幌・北海きたえーる

 ウインターカップ2021第74回全国高校バスケットボール選手権大会北海道予選会は6、7日、北海きたえーる(札幌市)で男女の3回戦と決勝リーグが行われた。男子は白樺学園が優勝。駒大苫小牧は準優勝で2年連続2度目のウインターカップ(12月、東京都)出場を決めた。敢闘賞に駒大苫のティオウネ・ババカルが選ばれた。女子は札幌山の手が優勝した。

 【男子】

 ▽決勝リーグ

駒大苫小牧79-59恵庭南

白樺学園69-66駒大苫小牧

駒大苫小牧68-49東海大札幌

東海大札幌73―57白樺学園、恵庭南54―50東海大札幌、白樺学園88―69恵庭南

 ▽順位 (1)白樺学園(2勝1敗)(2)駒大苫小牧(2勝1敗)(3)恵庭南(1勝2敗)、東海大札幌(1勝2敗)

 【個人賞】▽最優秀選手賞 長谷匡悟(白樺学園)▽敢闘賞 ティオウネ・ババカル(駒大苫小牧)▽優秀賞 舘山由青(白樺学園)、中村和奏(恵庭南)、久朗津広野(東海大札幌)

 ▽3回戦 白樺学園118―65札幌日大、東海大札幌120―36岩見沢緑陵、恵庭南86―60札幌工業、駒大苫小牧95―44とわの森三愛

 【女子】

 ▽決勝リーグ 札幌山の手99―55とわの森三愛、旭川藤星71―68北星学園女子、札幌山の手114―39北星学園女子、旭川藤星69―52とわの森三愛、札幌山の手128―52旭川藤星、とわの森三愛88―62北星学園女子

 ▽順位 (1)札幌山の手(3勝)(2)旭川藤星(2勝1敗)(3)とわの森三愛(1勝2敗)、北星学園女子(3敗)

 【個人賞】▽最優秀選手賞 森岡ほのか(札幌山の手)▽敢闘賞 平下結夏(旭川藤星)▽優秀賞 永田夢乃(札幌山の手)、高津真生(とわの森三愛)、山下芙子(北星学園女子)

 ▽3回戦 札幌山の手134―63釧路北陽、とわの森三愛98―42小樽双葉、旭川藤星83―79札幌東商業、北星学園女子77―58海星学院

オフェンス力強化大舞台へ意気込み 目標は全国ベスト8

 4チームによる決勝リーグ。駒大苫は2勝で白樺学園と並び、当該チーム間の勝敗で準優勝だったが、順当に混戦から抜け出した。

 駒大苫は恵庭南に快勝したが、白樺学園には3点差で惜敗。2試合終了時で4チームが1勝1敗で並ぶ混戦となった。

 必勝を期して臨んだ東海大札幌戦。27得点を挙げたフォワード大山(2年)の活躍など前半からリードを広げ、終盤まで優勢を保った。田島ヘッドコーチ(HC)は「選手が白樺戦からしっかり気持ちを切り替えてくれた」とたたえた。

 全国大会の目標はベスト8。田島HCは「下級生が主体のチームだが、届かない目標ではない」と意気込む。フォワード平田主将(2年)は「オフェンス力を高めてウインターカップに挑む。一戦一戦気持ちを入れてプレーして8強入りを果たしたい」と抱負を語った。

個人賞獲得のティオウネ ゴール下 圧倒的”存在感” 
 敢闘賞に輝いた駒大苫のセンターのティオウネ(2年)。205センチの身長を生かしてゴール下を支配し、決勝リーグ3試合すべてで2桁得点をマークした。

 ゴール下でパスを受けると、守備に阻まれながらも次々とシュートを放り込んだ。恵庭南戦で16得点、白樺学園戦では37得点と爆発。東海大札幌戦では11得点23リバウンド、6ブロックと攻守に活躍、準優勝の原動力になった。

 「リバウンドを多く取れるように頑張った」とティオウネ。「全国大会ではリバウンドとブロックでチームに貢献したい」と意気込んでいた。

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