ウインターカップ2021第74回全国高校バスケットボール選手権大会北海道予選会は5~7日、北海きたえーる=札幌市=などで開かれた。男子の駒大苫小牧は準優勝で2年連続のウインターカップの出場権を獲得。男女の北海道栄は2回戦敗退だった。東胆振勢の奮闘を振り返る。
男子の駒大苫は上位4チームによる決勝リーグまで順当に勝ち上がった。リーグ戦初戦で恵庭南に快勝。2戦目の白樺学園戦では最優秀選手賞に選ばれた白樺学園の長谷匡悟(2年)にスリーポイントシュートを確率良く決められるなど、劣勢を強いられ、3点差で逃げ切られた。
ウインターカップ出場を懸けた東海大札幌戦では多彩な攻撃を見せた。フォワード大山未南斗(2年)のゴール下に切り込むドライブからの得点やガード古川大愛(同)の5本中4本決めたスリーポイントシュートで得点を量産。攻守で圧倒し19点差の圧勝だった。
男子の道栄はトーナメント1回戦で函大有斗に快勝したが、2回戦で白樺学園に2点差で惜しくも敗れた。白樺学園のスリーポイントやオールコートで展開するオフェンスで点差はじわじわと広がった。
センター亀井柊吾(3年)やガード有本唄(2年)らを中心に攻守を素早く切り替えるトランジションバスケットを展開。残り30秒で2点差まで迫る勢いを見せた。木村匡宏ヘッドコーチの「最後まで諦めずに栄らしいバスケットをしてくれた」の言葉の通り、粘り強いプレーで戦い切った。
女子の道栄はトーナメント1回戦で小樽潮陵に圧勝した後の2回戦で、準優勝しウインターカップに出場する旭川藤星に敗れた。
旭川藤星の170センチ超えの高橋禎加(3年)と平下結夏(同)を中心としたゴール下の攻撃に苦しみながらも道栄はスピードを生かした速攻で得点を重ねた。第3クオーター終了時に6点差の接戦に持ち込んだ。
第4クオーターは主力のセンター河原紗愛(3年)がファウルにより退場となるなど、苦しい展開に。ガード大石菜月主将(同)が攻撃の要となって競り合ったが、点差は徐々に広がり12点差で敗れた。
男子は優勝した白樺学園が2年ぶりのウインターカップ出場を決めた。女子は札幌山の手が3連覇。旭川藤星が準優勝で全国切符を手にした。




















