シーズン本格化、自己ベスト更新目指す―駒大苫スピードスケート部

シーズン本格化、自己ベスト更新目指す―駒大苫スピードスケート部
駒大苫スピードスケート部のメンバー

 駒大苫小牧高校スピードスケート部は明治オーバル競技会第2戦(10月、帯広市)を皮切りに今シーズンがスタート、13、14日は同競技会第3戦に挑む。メンバー18人は今後、実戦や日ごろの練習の中でレベルアップを図り、自己ベスト更新や高校総体などの各種大会で表彰台を目指す。

 小村唯(3年)は5~7日の帯広の森競技会の女子500メートルで42秒69、1000メートルで1分25秒86だった。「自己ベストを狙っていた」(小村)レースだったが、不本意な結果だった。10月中旬に負った右足首の捻挫は完治していたが、2週間ほど練習できない期間があって、調整が間に合わなかったことも影響した。

 明治オーバル第3戦は1000メートルと1500メートルにエントリー。前回レースの足を出すタイミングの乱れを修正する。「体全体でリズムを取って一体感のある滑りを見せたい」と意気込む。最終学年として臨む今季は高校総体に照準を合わせており、「まずは目の前のレースでできることをすべて出し切りたい」とひたむきに語った。

 長距離を専門とする引地朔野(2年)は、同競技会で男子3000メートルと10000メートルに出場した。主戦場とする10000メートルでは「後半からラップタイムが落ちた」と話し、ラップ維持が課題だ。夏のオフシーズンには、60キロ以上のロードバイクや苫小牧の緑ケ丘公園内で行う坂ダッシュなどで体力向上を図ってきた。それでも「基礎体力はまだ足りない」。身長181センチの体格を生かした長いストロークが武器で今季は「高校総体での入賞」を目指す。

 鮫川友希主将(3年)は同競技会男子500メートルで36秒65をマーク、自己ベストを更新。「ミスなく滑ることができた」と手応えを語る。昨季から取り組んできた低い姿勢を目指したフォーム改善が形になってきた。「ウエートトレーニングで鍛えた筋力も体の理想的な動きにつながっている」が1000メートルでは体力不足も感じている。「技術は向上しているのでしっかり滑り込んで体力を付けたい」と語った。

 主将としては「チームとして高校総体の総合で上位に入ることも目標。個人で自己ベストを目指しながらチーム力を高めていきたい」と思いを語った。

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