駅伝 道栄高駅伝部女子 松木 七光(2年) 東日本大会 北海道代表に選出 「任された区間、自分らしく」

駅伝 道栄高駅伝部女子 松木 七光(2年) 東日本大会 北海道代表に選出 「任された区間、自分らしく」
東日本女子駅伝に向け調整に励む松木

 北海道栄高校駅伝部女子の松木七光(2年)=苫小牧開成中卒=が、14日に福島市内で行われる第36回東日本女子駅伝競走大会の北海道代表に選出された。東海地方までの18都道県で編成された精鋭チームが集う大舞台。「任された区間を自分らしく走って、少しでも上の順位でたすきを渡したい」と力強く語った。

 大会は東北陸上競技協会など主催。昨年は新型コロナウイルスの影響で史上初の中止となり、2年ぶりの開催となる。参加の各都道県で選ばれた中学生から社会人までの女性ランナーが9区間42・195キロをたすきリレーする。

 前回2019年大会は千葉県が2時間18分56秒で優勝。北海道は2時間30分1秒で17位だった。

 松木は10月9日に千歳市で行われた道央記録会女子3000メートルで9分41秒53をマークした実績などが評価され、13人の北海道チームの一員となった。「中学から憧れで、目標にしてきた大会。選ばれたときは本当にうれしかった」と笑みをこぼす。

 今季は乗りに乗っている。6月の北海道高校大会(室蘭市)女子1500メートル優勝、3000メートル3位をはじめ、7月には全国高校総体(福井県)を経験。10月に北斗市で開かれた道高校駅伝では、女子の部最長区間の1区6キロで並み居る強敵を抑え、20分45秒で見事区間賞を獲得した。

 序盤から積極的に攻める走りを得意とする半面、中盤以降のスタミナ切れによる失速が課題だった。道内屈指の実力を誇る道栄男子部選手と切磋琢磨(せっさたくま)する中で、「粘れる力が付いた」と松木。後半に再びギアを上げ、スパートをかけられるまでになった。

 レース前日のルーティンも好走を後押しする。4種類の体幹トレーニングに10分ほど取り組むことで、「次の日に体がよく動くようになった」。

 東日本女子駅伝の道代表には松木を含め6人の高校生が名を連ねる。松木の今季のトラック3000メートルのタイムランキングは2位。9区間のいずれかを任されるのはほぼ確実だ。「去年まで長い距離には苦手意識があったけど、今は自信がある」と本番を見据える。

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