アイヌ伝統サケ漁実演 サケのふるさと千歳水族館でフェスタ 醍醐味体験の参加者も

マレク漁に挑戦し大きなサケを仕留める参加者

 千歳市花園のサケのふるさと千歳水族館で13、14の両日、「鮭の日・アイヌフェスタ」が開かれた。11月を「サケとのふれ合い強化月間」と位置付ける同水族館が、千歳アイヌ協会、千歳アイヌ文化伝承保存会の協力で開催した。カツラ材を使った丸木舟「チプ」によるマレク漁の実演と体験が行われ、来場者はアイヌ民族伝統のサケ漁の醍醐味(だいごみ)に見入った。

 13日は、水族館裏のサーモンパークの池に30年ぶりに新造した長さ4メートルの「チプ」を持ち込み、アイヌ協会の関係者が乗り込んだ。伝統漁具のもりの一種「マレク」で見事にサケを仕留めると、詰め掛けた聴衆から歓声が上がった。

 この後、来場者が10分の持ち時間で水辺に立ってマレク漁を体験した。参加した7人が、アイヌ協会関係者の指導を受けて漁にチャレンジ。全員が65~70センチの大きなサケをマレクを使って次々に仕留め、ご満悦の表情だった。

 早起きして千歳を訪れマレク漁を体験した小樽銭函小2年の小川神威君(11)は「(仕留める)こつは我慢すること。サケはオハウ(温かい汁物)にして食べます」と笑顔。滝川市の小学校教諭大井勇輝さん(26)も「体験を通じ、子どもたちに頂く命の尊さやアイヌ民族の歴史を教えたい」と話していた。

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