新型コロナ禍の中、苫小牧市高齢者福祉センターはさまざまなイベントを開き、高齢者が健やかで明るい生活を送る手助けをしている。今月はフォークソング広場や交通安全教室を開催、12月13日には救命講習会を予定している。
同施設は、新型コロナウイルスに感染すると重症化しやすいとされている高齢者が利用する場所。感染対策には万全を期し、検温や手指消毒はもちろん、来館者の名簿記載や黙食などを徹底している。
イベントについては、危険だからしないのではなく、最大限リスクを減らして開催できるよう模索。外部から講師を招くイベントの時は、参加者の座席に2メートルの間隔を空け、講師と参加者の間にアクリル板を設置して飛沫(ひまつ)飛散防止などに務めている。
13日には自主事業「フォークソング広場2021」を開催。1960年代~80年代のフォークソングを参加者40人と演奏者が熱唱した。2018年から開催している人気行事で、今年は7月にも開催を予定していたが、感染状況を鑑みて中止。同センター利用者の桜井善行さんと職員の若林義則さんがフェースシールドを着けてギター伴奏を務めた。
16日には交通安全教室も開催。市から3人の交通安全指導員が来場し、高齢歩行者が遭いやすい交通事故や道路の安全な横断方法について解説した。参加した市光洋町の向田勝男さん(76)は数年前にもこの教室に参加したといい、「日が暮れるのが早くなってきたため、反射板を着用したい」と交通安全意識を高めていた。
12月13日の午前10時からは、AED(自動体外式除細動器)の使い方などを学ぶことができる救命講習会の開催も予定し、秋山幸三センター長は「(同センターは)市が運営する唯一の高齢者の居場所。開催方法を工夫した上で、いかに安全に楽しんでもらえるかを考えて実行していきたい」と話している。



















