北海道バスケットボール選手権大会兼第73回全日本大学バスケットボール選手権大会北海道予選会女子3部(10~11月、北洋大体育館)で、北洋大学が5戦全勝で優勝、2部に昇格する。チームの2年後のインカレ出場の目標が鮮明になってきた。
6チームによる3部リーグは5戦とも圧勝。北星学園戦など4試合は100点超え。2位の星槎道都大戦では、第3クオーター終了時で5点差の接戦だった。最優秀選手賞に輝いたガードの桜庭莉李亜(1年)は第4クオーターで5本連続のスリーポイントシュートを決め、これが原動力となって18点差まで引き離して勝利した。「シュートタッチが良かった」と桜庭。「スリーの成功率はまだ目標に届いていない」と話し、8割の成功率を目指すという。
圧倒的な攻撃力で他を寄せ付けない強さを見せたが、守備では課題も残した。曽根有紗主将(2年)は「1対1で守り切る力を高める必要がある。ゴール下に攻め込まれて、楽に得点させないようなディフェンスを確立したい」。
司令塔のポイントガードとして活躍した渡邊あゆみ副主将(1年)はオフェンスについて「ブレイク(速攻)の形をつくりたいけど、走りだしが遅い場面もあった。チーム全体の体力向上は喫緊の課題」と語った。
創部3年目となる来季は2部で優勝して1部昇格を目指す。現在の2年生が最終学年となる23年にインカレに挑戦するには、1部昇格は絶対条件となる。一ノ瀬和之ヘッドコーチは「まだメンバーが少ないので、まずはコンディションを維持しながら来季を迎えたい。簡単なミスをなくして、さらに高いパフォーマンスを見せてほしい」と期待を込めた。
同部は昨年4月に創部。1、2年生7人が所属。2023年のインカレ出場(1部優勝、準優勝)を目標にしている。

















