給食費収納率が改善、近年は99%台に 「専任職員の配置や夜間窓口の開設」、強化策が奏功

給食費収納率が改善、近年は99%台に 「専任職員の配置や夜間窓口の開設」、強化策が奏功

 苫小牧市内の小中学校の給食費収納率が、改善傾向にある。この10年間で約3ポイントアップし、2017年度以降は99%台を維持。収納業務を担う専任職員の配置や夜間窓口の開設などが奏功したとみられ、市学校給食会は「道内の10万人以上の他都市と比べても高い水準」という。

 給食費の収納率は11年度に96・27%だったのがほぼ右肩上がりで増え、20年度は99・18%。それに伴い未納額は圧縮され、同年度は11年度比1929万2000円減の568万3000円だった。

 市外転出や生活困窮、時効などで徴収を見込めない不納欠損額も2079万2000円から273万7000円まで減った。未納対策として、13年度から専門の職員を配置。支払いが滞っている家庭を訪問したり、催促状を出したりしてきた。

 職員を配置した同年度の収納率は前年度比2・2ポイント増の98・24%と大きく改善。7年連続で上昇した。

 納入は口座振替や金融機関窓口での支払いを推奨しているが給食センターに費用を持参したい人に配慮。窓口対応を3時間延長し、午後8時まで受け付ける「夜間窓口」を毎月15、25日に設ける工夫もしている。

 給食費は19年度に物価上昇や献立充実に対応するため改定。小学生が510円増の月額4500円、中学生は520円増の5250円となっている。未納の理由としては各家庭の経済的な事情が多いとみられるが、給食費にガスや水道、電気代などは含まれておらず、「あくまで食材費を負担してもらっている」と同会の担当者。「(給食費を納めている家庭との)公平感を保つためにも、今後も収納率向上に努める」としている。

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