岩倉博文苫小牧市長の連合後援会主催「秋の集い」が20日、市内のホテルで開かれ、公衆衛生学が専門の北海道医療大学の塚本容子教授が「withコロナと新しい生活様式の目標」をテーマに岩倉氏と対談したDVDが上映された。塚本教授は新型コロナウイルスのワクチン接種を勧めつつ、接種できない人の心情にも配慮し「お互いを思いやる地域社会を」と、ポストコロナの時代に希望を託した。
塚本教授は、高齢者より重症化リスクの低い若者の方が「不安」とするアメリカの研究機関のデータを示し、「支援の在り方は一様ではなく、年代それぞれに必要」と指摘。ポストコロナのキーワードに「幸せ」を挙げ、幸福度の高い人は「他人と過ごす時間が多い」とするデータにも触れ、「他人と過ごす時間をどうやったら取り戻せるのかを考えるのに必要な時期」との見解を述べた。
国内の感染者が秋ごろから急激に減った要因について「ウイルスは生き物。不思議と、感染者が増えたら必ず下がるもの。これがまた増えるかどうかは分からない」と解説。重症者や死亡者が減った理由としてワクチンの効果を認める一方、治療薬には慎重な態度を見せた。「(コロナは)短期的な嗅覚・味覚障害、倦怠感など後遺症が残る。がん化する可能性があるウイルスの一つでもあり、10年後の後遺症がまだ分かっていない。治療薬よりも、ワクチンに期待する方が必要」と強調した。
感染予防と経済活動との両立については、全国民を対象にした定期的なPCR検査の実施を提案。「PCR検査も高額ではなくなっている。イベントも諦めるのではなく、安全にするにはどうしたらよいのか、という方向で考えていくのが大事では」と語った。
最後に「ワクチンを打てない方もおり、その人たちを社会としてどう守るのかも考えていかないといけない」と呼び掛け、「みんながハッピーであることが一番。お互いを思いやり、生活できたら」と期待を込めた。
















