北海道エアポート(HAP)がまとめた新千歳空港の航空概況によると、今年度上半期(4~9月)の国内線旅客数は前年度同期比約4割増の372万人となった。新型コロナウイルス感染拡大下では回復基調だが、コロナ流行前に比べると6割以上の減少で、国の緊急事態宣言の影響などがくっきりと表れた。
新千歳空港発着路線の旅客数は前年度同期比38・03%増で、主な内訳は羽田線が同34・6%増の172万人、伊丹線が同16・5%増の24万人、福岡線が同46・3%増の13万人など。コロナ流行前の2019年度上半期対比では65・8%減だった。
上半期は昨年に引き続きコロナの影響を反映した。4、5月のゴールデンウイーク(GW)期間中、昨年は全国一斉で宣言下だったが、今年は道内全域への発令がGW後となったため旅客数を大幅に伸ばした。
一方、9月は、昨年が国の観光支援事業「Go To トラベル」により一時的に航空需要が回復していたが、今年は宣言発令のため上半期で唯一、前年同期の実績を下回った。
HAPは下半期について、コロナ感染状況が沈静化している現状などを踏まえ「回復基調に期待したい」と願いつつ、「感染再拡大の恐れもあり、来年3月までの見通しは立てづらい状況」としている。
貨物取扱量は前年度同期比14・8%増の5万9248トンで、内訳は国内線が同6・3%増の5万1525トン、国際線が同約2・5倍の7722トン。HAPは「昨年に比べて便数は減っているが、香港・台湾路線の貨物臨時便が運航を継続中。主な輸出品は魚介類で、中でもホタテが根強い」と分析している。
















