道がまとめた2020年の新規就農者実態調査によると、道内の新規就農者は前年比4・4%(20人)増474人。このうち新規学卒やUターンを除いた、新規参入者は126人で1970年の調査開始以来、2015年と同数の過去最多だった。
新規就農者の内訳は、新規学卒が前年比10・6%(16人)減の135人で全体の28・5%、Uターンは11・5%(22人)増の213人で44・9%を占め、新規参入は12・5%(14人)増の126人で26・6%だった。
このうち新規参入者の増加は▽農業に興味がある人が増えている▽ほかの産業より魅力を感じる▽給付金の支給など、国が担い手への助成に力を入れていることなどが要因と分析している。
振興局別の状況を見ると、新規就農者全体では農家戸数が多い十勝(106人)と空知(70人)、上川(68人)、オホーツク(52人)の4振興局で全体の6割強を占めた。新規参入者では後志(24人)、上川(15人)、空知(14人)、胆振(12人)、石狩(10人)での就農が多かった。
新規就農者の経営形態別では畑作が140人で全体の29・5%、次いで稲作が104人、21・9%となり、この2形態で全体の5割強を占めた。酪農は98人(20・7%)、野菜88人(18・6%)。新規参入者は、初期投資が少なくて済む野菜が近年増加傾向にある。稲作や畑作は農家出身者の新規学卒、Uターンによる就農が主体だ。
就農時年齢は、Uターン就農者は40歳未満が86%を占める。特に29歳以下の若い年齢層が全体の50・2%。一方、新規参入者は就農にある程度の資金力が必要となるため、30代が39・7%、40代が31%、50代と60歳以上は全体の11・9%となっている。
道農政部は「地域で頑張る農業者が増えている所はまち全体が明るく、活性化している」と話している。
◇メモ 新規学卒は農家出身者で学校を卒業後直ちに、または卒業後に研修を経て就農した人。Uターンは農家出身者で他産業に従事した後、就農した人。新規参入は自ら農地を取得するなどして新たに就農した場合をいう。
















