漫画誌「怪奇」に掲載、たなかのぴざや・田中麻衣さんの作品「理屈より勢い楽しんで」

漫画誌「怪奇」に掲載、たなかのぴざや・田中麻衣さんの作品「理屈より勢い楽しんで」
自作漫画を描いた田中さん(右)と「怪奇」編集長の工藤さん

 苫小牧市山手町の「たなかのぴざや」店主、田中麻衣さん(37)の自作漫画が10日発行の漫画誌「怪奇」第6号に掲載された。田中さんは「たなかのぴざや」の名前で本号に2点計9ページを寄せた。会社員をしながら同誌編集長を務め、漫画家でもある工藤正樹さん(52)=札幌市在住=は「圧倒的な画力が魅力。次回作でも声を掛けさせてほしい」と話している。

 田中さんは24歳の時、料理人をしながら漫画家を夢見て集英社の週刊少年ジャンプ編集部に原稿を持ち込んだ。実力が認められ、一時は担当が付いて新人賞を狙うところまでいったが、3年ほどして同世代の漫画家との実力差を感じて挫折。以降、漫画は趣味で描く程度にとどめていた。

 2016年秋、道内在住の作家で構成する年刊誌「怪奇」を創刊した工藤さんは昨年、共通の知人を通して田中さんの存在を知り、寄稿を依頼した。「実力のほどは聞いていたがイメージ以上。誌面の質の向上につながった」と喜ぶ。

 5ページの「砕いていれる」は、マッチの火で爆破した工場のがれきがマッチの箱に吸い込まれていく様子を描写した短編。一面のバラ畑が印象的な4ページの「リバーシブル」は逆のページから読んでも筋が通る内容になっている。田中さんは「爆破や集中線など細かな描写を書き込みたかった。理屈より勢いを楽しんで」と話す。

 「怪奇」第6号はA5判160ページ、500部印刷。税込み880円。同店ほか、まんだらけのネットショップでも取り扱っている。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る