成空会川沿支部、志濤館 2道場門下生が全国切符―道選抜空手大会で上位入賞

全国切符を手にした成空会の門下生

 苫小牧市の空手道の成空会川沿支部と志濤館の両道場の門下生が第6回北海道小学生空手道選抜大会兼第1回全日本少年少女空手道選抜大会北海道予選会(10月、北広島市)で上位入賞、来年2月に宮城県で開かれる全日本大会出場に向けて稽古に励んでいる。

 成空会は6人が全国切符。新沼奏汰(日新小)は組手2年男子で準優勝。決勝ではカウンターを受けるなどして1―5で敗れた。「いらない動作があって隙があった」と振り返った。初めて挑戦する全国大会に向けては「突き技の練習に力を入れ、1位を取りたい」と意気込みを語った。

 組手4年男子では髙橋奏多(日新小)が決勝で惜しくも判定負け。「攻める気持ちが足りなかった」と悔しがる。全国大会では、突きと蹴りのバリエーション豊かな攻撃パターンを駆使して上位進出を狙う。「これまでやってきたことをすべて出して優勝したい」と息巻く。

 田中玲冴(澄川小)は組手5年男子で準優勝。決勝では相手の揺さぶりにつられてポイントを取られ、2―4で敗れた。「腰が浮いていた」と話し、低重心の姿勢を追求。「全国大会では先にポイントを取って勝ち上がりたい」と抱負。

 このほか、成田悠祐(泉野小)と新沼蒼史(日新小)が組手4年男子で3位、松芳美海(錦岡小)が組手5年女子で3位に入賞、全国切符を手にした。

 志濤館からは3人が全国大会に出場する。塩野谷麗花(澄川小)は組手3年女子の3位決定戦で中段蹴りで攻め込み、3―1で勝利。「ガードもうまくいった」と手応えを語った。全国ではメダル(3位以上)を目指す。「攻撃の練習をもっと積んでいきたい」とひたむきだ。

 田邉翔(澄川小)は形の2年男子決勝でジオン(形の種類)を披露、21・74をマークして4位に入り、初の全国出場を決めた。「正しい動作で演技できた」と田邉。腕を上げてポーズする「上げ受け」など基本に忠実な動きを見せた。「全国大会ではもっと素早い動きを」と意気込みを語った。

 平岡夢彩(日新小)は形の5年女子で4位入賞。決勝ではジオンで21・52だった。「力んでしまって動きが硬くなってしまった」と結果には不満もある。「演技の力強さだけでなく、正確性やスピードも高めていきたい」と意気込んでいる。

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