来年の高校受験に向けた中学校3年生の下準備が本格化している。苫小牧市内の中学校でも生徒たちは願書用の写真を撮ったり、入試面接の指導を受けたりと、すでに受験モードに入っている。
ウトナイ中学校(中川恵介校長)は17日、校内に写真業者を迎え、約130人分の願書用写真の撮影を行った。生徒たちは制服の襟を整えたり、髪を結び直したりして緊張した面持ち。伊藤翔冴さん(15)は「まだ第1志望校をどこにするか悩んでいるが、まずは勉強時間を増やすなどしっかりと準備したい」と話した。
今回の入試では、従来の各教科の配点を60点(計300点満点)から100点(同500点満点)に変更。英語の聞き取りテストの配点も5~10%程度増えるなど見直しがある。
進路担当の瀬野尾睦教諭は、校内での中間、期末テストと同じ配点になることで「生徒たちは感覚をつかみやすくなるのでは」と期待。英語の授業については「聞き取りに力を入れた授業体制になっていくと思う」と述べた。
緑陵中学校(荒川歩校長)は19日、入試面接対策の一環で3年生約90人を対象にしたマナー講習会を体育館で開催。全国で専門学校を手掛ける三幸学園(東京)の札幌入学相談室進学アドバイザー、山智之さん(53)を外部講師に迎えた。
山さんは、礼の角度やタイミング、着座の仕方などを実践を交えながら指導。面接中に気を付けるポイントとして質問に対し「はい」と返事し、はきはき応対することや、あいさつしてからお辞儀する「分離動作」を心掛けるよう呼び掛けた。
推薦入試を考えている三浦太陽さん(15)は「座り方など細かいところまで具体的に教えてもらえ、数カ月先の面接に生かせる内容だった」と満足そうだった。
進路指導の道源由加里教諭は「今後、アルバイトや就職時などにも必要となる知識。マナーや礼儀は短期間で身に付くものではないので、受験前に自分自身を振り返るきっかけになれば」と語る。
受験生たちは9~11月の学力テストの結果などを踏まえ、今後の三者懇談に臨み、志望校を最終決定する。道内の公立高校は来年1月19~24日が出願書類の受け付け期間で、3月3日に学力検査が行われる。



















