市福祉事業協 潜在保育士の復職支援、不安解消へ時短勤務の体験プログラム

市福祉事業協 潜在保育士の復職支援、不安解消へ時短勤務の体験プログラム
保育現場での仕事体験参加を呼び掛ける保育士

 保育園を運営する社会福祉法人苫小牧市福祉事業協会(吉本俊憲理事長)は12月、潜在保育士の職場復帰支援へ、独自の職場体験プログラムを実施する。現在は保育現場で働いていない有資格者に1日2時間程度、給与を支払い、保育園で働いてもらう機会をつくって仕事に対する不安解消を図りたい考え。同協会は「保育園で働き始める足掛かりになれば」と期待する。

 職場体験プログラムは、同法人運営のすえひろ保育園(末広町)で実施。12月1日~28日の期間中、参加者の希望に応じて週1回以上で1日2時間以上(最大週12時間)、保育業務を体験してもらう。保育士の資格を有し、他の園に勤務していない人なら誰でも参加可能で時給は950円。

 経験豊富な保育士が、一人ひとりの不安や疑問点にきめ細かに対応。保育現場の雰囲気や業務内容、勤務形態などを知ってもらい、体験期間終了後に同法人の系列園のみならず、市内の保育現場で働いてもらうことで保育士不足の解消につなげたい考えだ。

 市内では共働き世帯の増加や3歳以上の保育料無償化などで保育ニーズが高い傾向が続く。保育園に希望しても入ることができない待機児童は、10月1日時点で114人に上る。

 対策として市は施設整備を進めてきたが、担い手の保育士が不足しており合同職場説明会などを盛り込んだ潜在保育士の確保事業を毎年開催。今年度も12月8、9日に予定する。

 同協会は市の事業と連携して潜在保育士の掘り起こしを独自に進めよう―と、今回の体験プログラムを考案した。すえひろ保育園の保育士堀江未佑さん(22)と玉栄未来さん(21)は「困ったときもベテランの先輩がすぐに助けてくれる、やさしい職場。まずは一歩踏み出してみて」とアピールする。

 申し込みは同園 電話0144(36)9656。

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