DV被害知る人権講演会、モラハラの事例紹介

DV被害知る人権講演会、モラハラの事例紹介
DV被害の実態を学ぶ参加者

 配偶者などからの暴力「ドメスティックバイオレンス」(DV)について学ぶ「女性の人権講演会」が27日、苫小牧市男女平等参画推進センターで開かれた。札幌市の池田賢太弁護士(37)がDV被害の実態について語り、「暴力は決して遠い世界の話ではない」と訴えた。

 同センターと、苫小牧市内で民間シェルターを運営するNPO法人ウィメンズ結の共催で、市民ら40人が参加した。

 講演のテーマは「さまざまな暴力の形~モラルハラスメントを例に」。池田弁護士は数多くのDV相談に対応してきた経験から、加害者と被害者の間には▽いつ激高するか分からない▽常に顔色をうかがう▽いつも暴力を振るう必要はない▽暴力を振るわせた被害者側が悪い―という状況や感情が存在していることを説明。「さまざまな暴力の形があるが、この点は共通している」と述べた。

 その上で、「暴力は平和の対義語であり、根絶するには個人の尊厳が認められる社会が根底にあるべき」と強調。「自分の身近にも暴力が存在していることに気付き、何ができるかを考える人が増えることが大切」と呼び掛けた。

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