記者コラム 風 表彰式

記者コラム 風 表彰式

 11月26日、表彰式に出席するため東京を訪れた。メディア専門紙の文化通信社が決める「ふるさと新聞アワード」の初代グランプリに本紙の丸木舟発見の記事が選ばれたのだ。

 社を代表するとあって緊張し、前日は眠れなかった。修学旅行以来25年ぶりの東京。迷子と遅刻が心配だったが、なんとか式に間に合った。受賞者のあいさつは原稿を書いていたから、本来はこれを読むだけで良かった。

 ところが、主催者の社長や審査員の皆さんが全員、紙を見ずにスピーチしているのを見て焦った。自分の番が来て視界はチカチカ。紙の文字がよく見えなくなっていた。最悪なことにスピーチは失敗した。会場の皆さんの励ましが、うれしくも心苦しかった。

 苫小牧に帰ってからも自責の念に駆られているが、考えてみればスピーチに賞が与えられたわけではない。地域紙が日々こつこつと伝えていることに光を当てる賞だと言ってくれた。これからの仕事で、その重みに応えていくしかない。(半)

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