苫小牧市議会定例会が開会した11月30日、新型コロナウイルスの大規模クラスター(感染者集団)が発生した8月の全国高校選抜アイスホッケー大会をめぐって、岩倉博文市長が行政報告に臨み、複数の市議から質問を受けた。
岩倉市長は国立感染症研究所や道の調査で分かった感染拡大の原因に触れ、市としてスケートリンク施設の対策強化や同大会の感染症拡大防止の基本方針を見直す考えを示した。
木村淳総合政策部長は、リンク施設の換気状況が感染拡大の要因だったため、他の室内競技にも同様にリスクがあるとみて、総合体育館など体育施設でもCO2(二酸化炭素)濃度計を置き、空気の流れを調べる方針を明かした。新たに講じた感染対策について、他のスポーツ団体にも周知徹底を図るとした。
また、大会前から関係者に感染の疑いがあったことも指摘されたため、事前と期間中のPCR検査などの必要性を認め、「次年度の大会開催に向け関係機関の意見を聞き、検査体制の実施方針もしっかり検討したい」と述べた。
選手や関係者など150人の感染者が出る事態となったことを踏まえ、改めて責任を問われた岩倉市長は「二度とこのようなことを起こさないよう、スピード感を持って対応する。氷都苫小牧としてのスケート関係者の評価を落とさないように、しっかりやって責任を取る」と話した。
市によると、国立感染研究所はチーム関係者へのアンケートやリンク環境調査の分析結果をまとめた上で今後、最終報告を公表する見通しという。
















