授業評価タブレットで ICT活用いち早く改善-苫小牧東中

授業評価タブレットで ICT活用いち早く改善-苫小牧東中
タブレット上で設問に答える生徒ら

 苫小牧東中学校(五十嵐昭広校長)は11月29日、全校生徒約270人を対象とした9教科の授業評価を初めてタブレット端末を使って行った。これまでは紙で調査し、集計は教員でしてきたが、ICT(情報通信技術)の活用で結果が迅速に分かり、改善策に着手する時間を早められる。

 同評価は、生徒たちが授業内容をどう受け止めているのかを把握し、より良い授業につなげるために、各校が独自に行っている。結果や改良に向けた方向性は、生徒や保護者にも周知している。

 集計・分析はこれまで、教員が通常の授業や部活動の指導をしている中で行うため、2学期に行った評価の結果がまとまるのは冬休み明けになっていた。ICTを利用すると1週間程度でまとまることから、五十嵐校長は「集計作業時間が減り、教員の働き方改革にもつながる。授業評価は今まで年1回だったが、学期末ごとなど、もっと短い期間でもできるようになる」と説明する。

 生徒たちは、教員が事前に作っておいた「授業の中で『ねらい・課題』を提示している」「話し合ったり、発表をしたりする機会がある」などの設問について、入力欄の「当てはまる」から「当てはまらない」までの5段階のどれになるか、機器を操作して9教科分を15分間で回答した。

 1年生の教室では、それぞれタブレットを開いて操作し、菅原京香さん(13)は「家でもスマートフォンを使っているから(機器の)使い方は慣れている。紙のアンケートに答えるよりも楽に感じる」と作業をスムーズに進めていた。

 同校は、11月中旬に実施した保護者対象の学校評価アンケートもスマホで回答できるようにした。すると、回答率が例年より10%ほど向上し、80%になったという。五十嵐校長は「授業や学校改善にいち早く取り組めるようになる意義は大きい。今学期から、早速動き出したい」と話している。

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