国土交通大臣の監督命令に基づくJR北海道の第三者委員会(委員長・片野坂真哉ANAホールディングス社長)の第5回委員会が3日、札幌市内のJR北海道本社で非公開で行われた。終了後に片野坂委員長とJR北海道の島田修社長が記者会見した。
会議は委員6人が出席(一部ウェブ参加)。島田社長が上半期の業績や脱炭素のカーボンニュートラルの取り組み状況、社員の意欲を引き上げ、意見を経営計画に反映させる取り組みを説明した。
片野坂委員長は「コロナによる緊急事態宣言もあり、KPI(重要業績評価指標)は達成したものもあれば、未達成もある」とし「運輸業にはコロナの影響が大きく、需要減は仕方ない。コスト削減は、若い働き手の離職が続く状況があり、人件費のカットは厳しい。いろいろなアイデアを実行していくことが引き続き求められる」と述べた。委員からは「思い切ったデジタルトランスフォーメーション(DX)で業務改善を」との意見も出された。
経営戦略に関わるカーボンニュートラルでは、各委員から活発な意見が出されたほか、社員の中からも意見が出ていたという。社員の意見を取り入れ、モチベーションを高めていくことが重要との意見もあった。
島田社長は「ウィズコロナを踏まえた収入改善、利用の回復の取り組みも課題としてあるとのご意見も頂戴した。社員からは453人1118件の意見が提出された。来年度の経営計画に生かしていきたい。取り入れた過程を見える化し、社員のモチベーションアップにつながるようにしていきたい」と話した。
第三者委員会 2018年7月に国交大臣から発出された監督命令を受け、外部の視点から有識者の意見・アドバイスを行い、経営に反映させることを目的に設置した。経営改善に向け「グループ長期経営ビジョン未来2031」「中期経営計画2023」の取り組みを検証、助言する。
















