苫小牧漁業協同組合(伊藤信孝組合長)は4日、水揚げ日本一を誇るホッキ貝の冬漁を苫小牧沿岸で開始した。初日はしけの影響が残る中、漁船15隻で約5・1トンを水揚げ。1キロ当たりの卸売価格は平均488円で、前年初日を100円上回る幸先良いスタートになった。
同漁協は徹底した資源管理でホッキ漁を展開し、2000年から20年連続で漁獲日本一。地域団体商標「苫小牧産ほっき貝」にも登録している。7~11月が夏漁、12~翌4月が冬漁で、5~6月は産卵期で休漁し、9センチ以上の大ぶりな貝のみ出荷している。今季は年間の漁獲上限量、通称ノルマを823トンに設定しており、うち冬漁は漁船18隻、漁業者43人で臨む。
昨年は1日に冬漁を始めたが、今年はしけ続きにより3日遅れのスタート。4日も苫小牧沿岸は荒れ模様だったため、通常は午前3時ごろから出港するところ、波が若干収まるのを待って午前5時半ごろに出漁。苫小牧港・西港漁港区の近場で短時間の漁にとどめ、同7時半すぎに次々と帰港した。
幸栄丸船長で冬ホッキ部会船団長の中出弘幸さん(55)は「まだ波があったが、何とか漁ができた」と笑顔でホッキ貝を水揚げ。新型コロナウイルス感染拡大下で、ホッキ貝も価格の低迷が続いているが、10月以降は回復基調とあって「今年は期待している。冬ホッキは身が締まって、特に刺し身がおいしい」とアピールしていた。
















