最新鋭の練習施設 「The Hockey Future」オープン

VR機器を使ってパス練習をする利用者

 アイスホッケーの屋内練習施設「The Hockey Future」がこのほど、苫小牧市若草町にオープンした。樹脂製のタイル「シンセティックアイス」の簡易リンクやVR(仮想現実)機器による練習が可能で、通年で練習に打ち込むことができる。

 個人スキルを伸ばすための練習施設として11月23日にオープンした。7月までに設備の導入を済ませ、9月にプレオープンしていた。

 代表を務める苫小牧出身の藤本崇光さんはカナダのノートルダム高、フィンランドのハーガヘリア大を経て、カナダやフィンランドで育成年代の指導に従事。帰国後は苫小牧で小中学生の指導や北海道栄高のコーチとして指導してきた。現在は同高の外部コーチを務める。

 シンセティックアイスは5×12・5メートルの広さを確保。ゴールを設置したシュート練習が可能だ。VRは北米リーグNHLのチームも導入しているセンスアリーナ社製の最新機器を採用。リンクや選手のCG(コンピューターグラフィックス)が映し出されるゴーグルを装着し、パスや対人プレーの練習ができる。

 プレオープンから利用する三橋琥太朗さん(和光中1年)は「氷のリンクが無くても練習できるのがいい。VRは実戦に近い練習が体験できた」と話していた。

 藤本代表は「海外とのスキルレベルのギャップを感じた」思いから開業を決意。最新の設備を活用しながら、個人スキルの土台づくりを目的とした指導にも力を入れていきたい考えだ。

 個人レッスンはオープン記念価格で75分3000円から。レッスンを含まないフリーは同2000円から利用できる。藤本代表は「氷上練習ではできない繰り返しの練習ができる。選手の身体的な特徴を踏まえた指導をしていきたい」と話している。

 予約などの問い合わせは同店 携帯電話070(8566)9191。

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