道内初の2段階横断歩道設置、東小・東中沿いの市道末広通に

数百メートルにわたって横断歩道がない市道末広通

 苫小牧市と道警は来年4月1日までに、道内では初となる「2段階横断歩道」を苫小牧東小、東中学校沿いの市道末広通に設置する。2022年度から市内末広町に住む小学生の通学指定校が若草小から東小に変更されることに伴う安全対策で、信号のない横断歩道の中間に「交通島」(待機スペース)が整備され、ドライバーへの注意喚起にもつながりそうだ。

 今年8月に市や苫小牧署、小中学校校長会などでつくる市通学路安全推進会議が行った通学路安全点検で、両校の校長らが市道末広通は、数百メートルにわたって横断歩道がない上、車が周囲の木や建物に隠れてカーブに気づきにくいといった危険性を指摘していた。

 2段階横断歩道は、市労働福祉センター(末広町)前の市道の中央分離帯がある場所に設置。信号機はないが、横断歩道の中間に20~30人程度が待機できるガードパイプで囲んだスペース「交通島」を設けることで、歩行者が立ち止まってゆっくり安全確認できるようにする。

 児童、生徒の一時停止を促すため、横断歩道は交通島を境に互い違いに設置する。

 道路の白線や交通標識は道警、交通島やガードパイプは市がそれぞれ整備。入札を経て、今月中に着工し、来年3月までに完成させる予定だ。工事費は、市の整備分だけで950万円を見込む。

 市教育委員会は末広町方面から通う新年度の児童、生徒数は小学生で最大90人、中学生で同70人程度を想定。東小の柴田知巳校長は「校区が変更になる中、安全な通学につながる」と歓迎する。

 佐藤裕副市長は、設置効果を見極めた上、「信号があっても渡り切れない状況が見受けられる(市内の他の)場所にも、(2段階横断歩道の設置を)拡大していきたい」と話している。

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