苫小牧市内の建設業界で、団体の青年部組織が研修やインターンシップ(就業体験)を積極的に受け入れている。業界の人手不足に加え、ICT(情報通信技術)化への対応が課題となる中、若手が地道な取り組みで人材育成に努め、解決を図ろうとしている。
苫小牧重機土木協同組合の青年部組織苫小牧ジューキーズは3日、後継者育成研修を苫小牧地域職業訓練センター(新開町)と日本キャタピラー苫小牧営業所(新明町)で行った。会員5人が参加して座学で知識を得たほか、同営業所でセンサー付きショベルカーに乗車した。
同組合は、国土交通省が建設現場にICTを導入して生産性向上を図るアイ・コンストラクションを推進していることを受け、定期的に研修を実施している。センサー付きショベルカーでは、地面からショベルの高さなどがモニターに表示され、経験が浅い技術者でも操作が容易になるという。桜田泰己代表は「建設業は担い手不足や高齢化が進んでいる。会員が学び、技術を伝承することで自社の発展や研さんに努めていく」と力を込める。
苫小牧電気工事業協同組合青年部は1日から3日にかけ、苫小牧工業高校電気科2年生を対象にしたインターンシップを実施した。3日は生徒16人が同センターで重機の操作体験を行った。参加した堀内駿さん(17)は「企業の方が温かく迎えてくれて貴重な体験だった」と話す。
建設業の人手不足は深刻化している。苫小牧公共職業安定所によると、10月の有効求人倍率は1・15倍だが、建設・採掘の職種は10・51倍と他の業種に比べ格段に高い。
同組合の山西寛範部長は「過去にインターンシップやボランティアに参加した生徒が市内企業に就職したケースもある」といい、「生徒とスキンシップを取り、電気工事業の魅力を知ってもらいたい」と意気込んでいる。



















