「ハスカップクラフト」開発 厚真町産を使用、商品化へ意欲 清山匠

「ハスカップクラフト」開発 厚真町産を使用、商品化へ意欲 清山匠
今月中旬まで店舗で試飲ができる「ハスカップクラフト」

 苫小牧市春日町1の炭火焼肉清山匠(せいざんしょう)=板東正時代表=は、原材料に厚真町産のハスカップを用いた発泡酒「ハスカップクラフト」を開発した。今月中旬ごろまで、常連客を中心に同店で食事をした人に試飲してもらい、今後商品化へつなげたい考えだ。

 「ハスカップクラフト」のアルコール度数は5%。330ミリリットルの瓶入りで、容器のラベルはハスカップの紫色を前面に押し出し、苫小牧の頭文字「T」をあしらった。昨年から続くコロナ禍で飲食市場全体が苦境に立たされる中、道は開けるというポジティブな思いを込めて「生きてるだけで丸もうけ」の文章を英字で表記。今回は約200本を製造した。

 板東代表は胆振の地域産業資源に指定されたハスカップを使ったクラフトビールを開発するため、道中小企業総合支援センターへ「中小企業新応援ファンド助成金」を申請。昨年末に採択され、今年1月に開発をスタートした。

 商品の要となるハスカップは、友人の紹介を受けて厚真町の佐藤農園から調達。製造は、苫小牧産ホッキ貝のエキスを使用した黒ビールの開発時(2019年)に協力を受けた船橋ビール醸造所責任者松井純さんに製造を依頼した。同ビールは昨年、商品名を「ホッキビール」から「トマコマイスタウト」に改め、苫小牧のPRを続けている。

 「ハスカップクラフト」は約11カ月かけて完成させた。板東代表は「ハスカップの味がしっかりと感じられ、後味には麦芽とホップの香りもする製品に仕上がった」と話す。商品化についてはハスカップの原価が高いため未定だが「今後、農家さんと年間取引量などの交渉を進め、次につなげていきたい」と意欲を見せている。

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