陸上自衛隊北部方面隊の2021年度戦車射撃競技会が6日、恵庭市の北海道大演習場島松地区で始まった。14日まで道内の全師団・旅団の46戦車小隊、隊員約550人が一堂に会し、戦車砲と機関銃の実弾射撃で技量を競っている。
競技会は戦車の射撃能力向上、隊員の士気高揚などを狙いに毎年開催。北部方面隊と、同隊指揮下で陸自唯一の戦車部隊を中心にした機甲師団・第7師団(千歳市)が、主催を1年ごとに交代している。
今年は四つの師団・旅団から、90式戦車160両、10式戦車24両が参加。戦車砲は最長3キロ先、機関銃は300~500メートル先を、それぞれ最大2メートル四方の的に実弾射撃し、命中精度や命中に要した時間などを総合的に採点する。
戦車は4両編成で小隊を組み、小高い丘の上から戦車砲を放つ稜線射撃、時速約40キロで走行しながらの前進射撃、より実戦に近い状況のハッチを閉じた密閉射撃などを展開。初日は午前7時50分から競技を始め、主に第7師団指揮下部隊の射撃を報道公開した。
この日は苫小牧市を警備隊区とする第73戦車連隊(南恵庭駐屯地)、「白馬部隊」とも称される第72戦車連隊(北恵庭駐屯地)などの小隊が登場。戦車砲を放つたび大きな火炎が起こり、「ドン」と砲撃音が周りの山々にこだました。戦車は衝撃の大きさに反比例するような安定力で、標的を正確に次々と射貫いた。
















