苫小牧市は6日、災害時備蓄計画を見直し、生理用品の備蓄目標を従来の2600枚から3倍以上の9750枚に増やす方針を明らかにした。更新時には備蓄中の用品を必要な人に配布し、有効活用する。また、ふたを取り外したマンホールの上に洋式トイレを組み立てるマンホールトイレについて、指定避難所の市内小中学校39校(旧明徳小含む)のうち32校で設置可能なことも示した。策定作業中の災害時トイレ整備計画では、災害状況や時間経過も考慮した上で各種トイレの活用方法をまとめ、最低限のトイレ確保につなげる考えだ。
6日の市議会定例会で、大西厚子氏(公明)の一般質問に答えた。野見山慎一市民生活部長は道内主要6市への調査結果を参考に、生理用品の1人1日当たりの必要枚数を4枚から5枚、対象日数を1日分から3日分へ増やし、更新時期も10年から5年に見直す考えを説明。目標の9750枚に対し、すでに5160枚を購入し、来年度には目標数を確保予定とした。廃棄ロス対策として、備蓄していた2860枚は今年度中にすべて学校に提供し、「今後も適宜、必要な方に配布できるよう有効活用したい」と述べた。
乳幼児用液体ミルクの導入にも前向きな姿勢を示した。これまでは「粉ミルクに比べ、賞味期限が短い」として備蓄品に入れていなかったが、「メーカーによって粉ミルク並みの賞味期限の商品も出てきた。改めて商品の調査を行い、管理上の問題点を整理した上で導入を検討したい」と答えた。
この他、市は災害対応用トイレとして▽マンホールトイレ153基▽既存のトイレにかぶせて使う携帯トイレ8900回分▽段ボールの組み立て式簡易トイレ185個▽感染症対策を考慮したラップ式トイレ16台―を保有。指定避難所内のトイレが使えない場合を想定し、災害協定締結業者から調達する仮設トイレを含め、発災直後や避難所生活が長期化した場合など段階に応じて組み合わせを検討している。マンホールトイレも冬期間や夜間の使用に配慮した上で、学校ごとに設置場所を整理するとした。
















