苫小牧緑陵中学校(荒川歩校長)はこのほど、カップル間で起こる暴力「デートDV」について学ぶ授業を行った。2年生約90人が、加害者にも被害者にもならないよう、暴力の種類や気持ちの伝え方について学んだ。
性教育を兼ねた保健体育の授業。講師に、DV被害女性の保護と自立支援に取り組む市内のNPO法人ウィメンズ結のスタッフ2人を迎えた。
スタッフは、デートDVは、カップル10組のうち3組程度に起こっており、体や性的な暴力だけではなく、交際相手にのみデートの費用を押し付けることや、元交際相手の写真などをインターネット上に流出させるリベンジポルノも暴力となることを説明。
特に若い世代に多い個人情報を流出させるデジタル暴力については、苫小牧市在住の男性が、福岡県に住む女子中学生に裸の画像を送らせ、2017年に逮捕された事件を紹介し「場所や年齢は関係なく、被害者になり得る」と強調。DVが疑われる場合は「自分を責めずに、信頼できる周囲の人に相談してほしい」と訴えた。
生徒たちは、交際相手から友人との予定を断り共に帰るよう求められた場合の気持ちの伝え方を考えるワークショップに取り組み、「『俺の言うとこと聞け』と言われたことが、傷ついて嫌だったと伝えたら」と話し合いながら、考えを深めていた。
安藤梨琳さん(14)は、「体に受ける暴力以外のこともDVになると思っていなかった。私も嫌なことに対しては、その気持ちを伝えられる人になっていきたい」と話していた。
















