北海道財務局は、10~12月期の法人企業景気予測調査結果を発表した。道内企業の業況判断指数BSI(「上昇した」と回答した企業の割合から、「下降した」とみる企業の割合を引いた値)は0・5となり、前期(7~9月期)から3ポイント低下したものの、新型コロナウイルス感染拡大以降では初めて2期連続でプラス水準となった。
製造業が前期比7・8ポイント改善して14・3となり、2期連続でプラス水準に。緊急事態宣言が解除されるなど需要面や供給面の制約緩和から、全体として景況感が上昇したとみられる。
内訳は12業種中、5業種で改善。特に「金属製品」は公共事業や再開発案件における受注動向が堅調で、前期比50ポイント増の60と大きく上昇した。逆に5業種では悪化。「パルプ・紙・紙加工品」は66・7ポイント低下し、マイナス100と最も悪化した。
一方、非製造業は前期比6ポイント悪化してマイナス3・3に。2期ぶりにマイナス水準に転じた。内訳は18業種中、9業種で改善し、9業種で悪化した。「宿泊業、飲食サービス業」は緊急事態宣言解除や飲食店の通常営業再開に伴い、前期に比べ24・2ポイント上昇して35・3に。これに対し「小売業」は景気回復の遅れや、巣ごもり需要の落ち着きに伴い、32・5ポイント悪化してマイナス14・3に。「建設業」も資材価格の上昇などで11・2ポイント悪化して、プラス水準からマイナス水準(マイナス9・4)に転じた。
企業の規模別では、大企業(資本金10億円以上)が前期比1・2ポイント改善して7・8となり、2期連続のプラス水準。中堅企業(同1億円以上10億円未満)も5・7ポイント改善して4・8となり、4期ぶりのプラス水準。中小企業(同1000万円以上1億円未満)は8・4ポイント低下してマイナス3・8となり、2期ぶりのマイナス水準となった。
ただ、全産業の来年1~3月期の先行きでは、8・8ポイント悪化してマイナス8・3と予測し、3期ぶりにマイナス水準に転じる見通し。依然として感染症に対する不安は根強く、先行きに不透明感が漂っている。
調査は、11月15日を調査時点に道内企業486社を対象に実施。422社から回答を得た。回答率86・8%。
















