回復水準2カ月維持 帝国データバンク 11月道内景気動向  中小は6カ月ぶりに悪化

回復水準2カ月維持 帝国データバンク 11月道内景気動向  中小は6カ月ぶりに悪化

 帝国データバンク札幌支店は、11月の道内企業の景気動向調査結果を発表した。景気DI(「良い」と回答した企業の割合から「悪い」とした企業の割合を引いた数値)は前月から横ばいの40・8で推移。新型コロナウイルス感染拡大前の2020年1月以来、1年9カ月ぶりに回復した前月の40台の水準を2カ月連続で維持した。

 全国平均の景気DI(43・1)との比較では、北海道は13カ月連続で下回った。その差は2・3ポイントで、前月から1・6ポイント拡大した。

 企業の規模別では、大企業が前月比0・5ポイント増の42・7となり、2カ月連続で改善。中小企業は0・1ポイント減の40・4で6カ月ぶりに悪化した。中小企業のうち小規模企業は0・5ポイント増の43・4となり、6カ月連続で改善。大企業と中小企業の差は2・3ポイントで、前月から0・6ポイント拡大した。

 業界別の景気DIでは、9業界中、建設、卸売、サービスの3業界で改善。農・林・水産、金融、製造、小売、運輸・倉庫の5業界で悪化。不動産は横ばいだった。最もDIが高かったのは不動産の51・9で、最低は小売業の30・6だった。

 今後の先行き見通しでは、「3カ月後」が41・3(前月調査41・8)、「6カ月後」が44・1(同43・0)、「1年後」が46・0(同45・8)。前月調査に比べ「6カ月後」と「1年後」の2指標が改善を予想している。

 企業からは「コロナ禍がいったん落ち着き、需要が高まっている」(その他の卸売業)との声が上がる一方、「電子部品の不足で需要があるのに生産ができず、売り上げが上がらない」(電気機械製造)などの指摘も。同支店では、ここにきて新たな変異株「オミクロン株」が出現したことを重視し、「先行きが感染動向に左右される状況は、今後も続くだろう」とみている。

 調査は11月16~30日に道内企業1058社を対象に実施。561社から回答を得た。回答率53%。

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