道立総合研究機構(道総研)などが主催する2021年度移動工業試験場が14日、苫小牧市テクノセンターで開かれた。市内自動車部品製造業の従業員を中心に約40人が参加し、金属材料の分析評価技術などに理解を深めた。
道総研の技術者らが毎年、企業の技術力向上、産業の振興発展を目的に、苫小牧で開いている講習会。道機械工業会苫小牧支部、道央産業振興財団、市が共催している。今年のテーマは「鋳造シミュレーションの基礎と応用」など四つ。
このうち工業試験場の鈴木逸人研究主任は、3Dプリンターのように金属粒子を実体化する「金属3D積層造形」について解説。「(同技術で)既存品をそのまま作ってもメリットはない。従来は作れなかった特徴的な形状に活用して」と訴えた。
部品同士を締結する概念を除いた一体化構造、内部に立体的な配管や経路を設計する中空内部構造など、同技術に適した事例を紹介。「中国など海外では活用が進んでいる。遠い未来の技術ではない」と関心を向けるよう呼び掛けた。
















