苫小牧市は、第11次市交通安全計画の素案をまとめた。高齢者や子どもの安全確保など事故防止活動を推進する2025年度までの5カ年計画。第10次計画(16~20年度)比で人身事故件数、負傷者数とも2割削減を目指す。来年3月までの完成を目指し、21日からパブリックコメント(意見公募)を実施する。
基本理念は(1)交通事故のない社会を目指して(2)人優先の交通安全思想(3)高齢化が進展しても安全に移動できる社会の構築で、まずは一般道での死者数を年間3人以下に抑えたい考え。
第10次計画の期間の16~20年度に市内で発生した人身事故は、第9次計画期間(11~15年度)に比べ件数で19・7%減の2214件、負傷者数で23・6%減の2556人となっており、第11次計画の数値目標は第10次計画比20%減の1771件、2045人に設定した。
交通事故のない社会実現に向けた課題として(1)高齢者および子どもの安全確保(2)歩行者および自転車の安全確保(3)生活道路における安全確保(4)飲酒運転の根絶の4点を挙げた。
具体的な施策の柱としては、通学路やスクールゾーンへの看板、標識、横断歩道灯設置など道路交通環境の整備▽街頭啓発や交通安全教室開催といった交通安全思想の普及徹底▽安全運転の確保▽車両の安全性の確保、自動体外式除細動器(AED)使用を含めた心肺蘇生法などの応急手当の普及啓発活動の推進などを掲げた。
市民生活課の担当者は「事故のない社会を達成することが究極の目標だが、一朝一夕には達成できない」と指摘。「(21日から始まる)パブリックコメントで、さまざまな意見を寄せてもらえれば」と話している。
















