優勝旗が所在不明 富士通常務が謝罪 駅伝

優勝旗が所在不明 富士通常務が謝罪 駅伝
全日本実業団対抗駅伝競走で優勝した富士通に授与された優勝旗=1月1日、前橋市

 富士通は16日、今年1月1日の全日本実業団対抗駅伝競走(ニューイヤー駅伝)で授与された優勝旗が所在不明になったと発表した。責任者の平松浩樹執行役員常務が東京都内で取材に応じ、「栄誉な物を預かる意識が十分ではなかった。関係者、歴代優勝チームの選手の皆さまに深く謝罪申し上げます」と話した。

 富士通によると、来年元日の次回大会に向けて優勝旗を日本実業団陸上競技連合に返還する準備を始めたところ、11月27日に所在が不明であることに気付いた。優勝旗は東京都港区の本社事務所で保管し、6月12日時点までは所在が確認されていた。一緒に預かった優勝杯は現存している。

 16日の時点で同連合からの処分はなく、2連覇を狙う次回大会には出場する予定。

 富士通は引き続き優勝旗の捜索に全力を尽くすとし、見つからない場合に関して、平松氏は「連合と相談して対応したい。当然、全責任は会社にある」と述べた。

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