ソフトバンクウインターカップ2021第74回全国高校バスケットボール選手権大会は24日、東京体育館で1回戦が行われ、男子の駒大苫小牧は実践学園(東京)に74―72で競り勝ち、昨年に続く2度目の出場でウインターカップ初勝利を飾った。25日の2回戦で光泉カトリック(滋賀)と対戦する。
大会は23日に開幕、男女各60チームによるトーナメント戦が行われている。
【男子】
▽1回戦
駒 大 苫74―72実践学園
駒大苫は一時2桁の点差をつけられたが、成功率が45%まで伸びた3点シュートで効果的に得点して後半に逆転した。大山がチームトップの25得点、ティオウネも11得点9リバウンドと攻守で活躍した。
道内関係分の結果は次の通り。
【女子】
▽2回戦 大阪薫英女学院89―71札幌山の手
―エース大山、チーム最多「25得点」
駒大苫が東京第1代表の実践学園を下し、目標のベスト8へ向けて好スタートを切った。
苦しい立ち上がりだった。第2クオーターでは実践学園のエース、ガード新井(3年)に連続3点シュートを沈められるなど、劣勢を強いられた。オフェンスリバウンドを奪われる場面も目立ち、セカンドチャンスを決められて傷口はさらに広がった。
第3クオーター。8点差を逆転すべく、フォワード大山(2年)ら主力の得点で反撃に出る。要所で3点シュートが決まるなど、差を徐々に詰め、2点差で最終クオーターに突入。開始2分で逆転。その後は一進一退の攻防となったが、残り53秒の大山の得点が決勝点となった。
25得点とエースらしい活躍を見せた大山は「決勝ゴールは自分が決めるしかないと思った」と値千金のシュートを振り返った。田島ヘッドコーチは「1桁の点差で折り返せたのでチャンスはあると思っていた。選手がよく頑張ってくれた」と奮闘をたたえた。
― 要所で光る活躍 ガード 倉井(3年)
3年生で唯一、スターターとして出場し、キーマンとしての活躍が光ったガード倉井。21得点と勝利に大きく貢献した。
「やらずに負けるならやって負けろ」。試合前日、田島ヘッドコーチにそう伝えられ、前半から上級生らしい落ち着いた動きを見せた。第2クオーターでは速攻で得点。連続の3点シュートを決めるなど気をはいた。
要所での勝負強さは圧巻だった。1点を争う第4クオーター終盤にも3点シュートを決めてチームをけん引。試合を通して3スチールをマークし、守備での貢献も大きかった。倉井は「積極的にスリーを狙った。大事な場面で決めることができて良かった」と語った。




















