セラミックス協会東北道支部研究発表会、専攻科の岩﨑さんが優秀賞

セラミックス協会東北道支部研究発表会、専攻科の岩﨑さんが優秀賞
優秀発表賞受賞を喜ぶ岩﨑さん

 苫小牧工業高等専門学校専攻科応用化学・生物系1年の岩﨑天河(てんが)さん(21)が、11月にオンライン開催された日本セラミックス協会東北北海道支部研究発表会で優秀発表賞を受賞した。45人の発表者の中から研究内容と発表技術が優れた上位8人に与えられる賞で、岩﨑さんは「大学院生の発表が多い中、取れるとは思っていなかった」と喜ぶ。

 地球温暖化や化石燃料の枯渇といった環境問題に関心を持つ岩﨑さんは「可視光応答型二酸化チタンを用いた色素増感型太陽電池の作製に関する研究」をテーマに発表した。

 従来の太陽電池よりも安価な材料で作れる「色素増感型太陽電池」に着目。光を当てた際の色素吸着量とエネルギーの変換効率の関係を調べた。3マイクロメートルと300ナノメートルの二酸化チタンを混ぜ合わせた電池を作製した結果、エネルギー変換効率アップには成功したが色素の吸着量は減少したという。

 研究発表会は11月18、19両日、オンライン会議システム「ズーム」で開催。岩﨑さんの研究は高い関心を集め、50分の持ち時間内で10人ほどから作製方法や二酸化チタンの生成などに関する質問が寄せられた。

 初参加の岩﨑さんは「同期や先輩、後輩、先生らに助けられ、いろんな人と研究を高め合った結果、賞を取れた」と笑顔。今後は色素の吸着量が減少しても変換効率が上がった要因を考察していく予定で、「来年も研究会で発表したい」と意気込む。

 同協会は陶器や磁器、ガラス、セメントなどセラミックス関連の業界や科学・技術の発展を目的に活動している。

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