ソフトバンクウインターカップ2021第74回全国高校バスケットボール選手権大会は26日、東京体育館で男子の3回戦が行われた。駒大苫小牧は正智深谷(埼玉)に71―78で敗れ、準々決勝進出を逃した。
【男子】
26日
▽3回戦
正智深谷78―71駒大苫小牧
駒大苫は12点差を追う第4クオーター、この試合22得点を挙げた大山らの攻撃で追い上げたが、地力に勝る深谷に要所でポイントを許し、追い切れなかった。
25日
▽2回戦
駒大苫小牧71―62光泉カトリック
駒大苫が2点差で折り返した後半で一気に逆転した。26得点15リバウンドのティオウネを中心にゴール下で得点を重ねた。倉井も3点シュートを5本決めるなど24得点の活躍だった。
このほか道内関係では、男子2回戦で白樺学園が帝京長岡(新潟)に100―119で敗れた。
―高校最高峰の舞台に足跡
駒大苫は目標に掲げたベスト8進出は果たせなかったが、悲願の初勝利を含む2勝を挙げ、高校バスケ最高峰の舞台で来年につながる大きな足跡を残した。
正智深谷との3回戦は序盤、駒大苫が互角以上の試合を展開した。第1クオーターで3点シュートが次々と決まり、一時7点リードを奪う上々の立ち上がりを見せた。
3点を追う形で迎えた第3クオーター、正智深谷のタフな守備に苦しんだ。第4クオーターで必死の守備から攻撃につなげて逆転を試みたが、7点差に縮めるのが精いっぱいだった。田島ヘッドコーチは「後半の入りが大事だったが、タイトな守備に苦しんだ」。
8強入りは来年へ持ち越しとなったが、初戦で強豪の実践学園を破るなど収穫は多かった。フォワード平田主将(2年)は「自分たちの持ち味であるハードワークで戦い切ることができた」と大会を総括した。
1試合平均20得点以上を記録したガード倉井(3年)は3年生唯一のスターターとして活躍した。「メンバー一人一人の持ち味を出せれば勝てることが分かった。次のチームでもベスト8を狙えると思うので頑張ってほしい」と思いを託した。




















