内村航平が現役引退 体操男子 ロンドン、リオで個人総合金

内村航平が現役引退 体操男子 ロンドン、リオで個人総合金
内村航平

 体操男子で2012年ロンドン、16年リオデジャネイロ両五輪の個人総合を連覇した内村航平(33)=ジョイカル=が現役を引退すると11日、所属事務所が発表した。近日中に記者会見する予定。

 内村は08年北京大会で五輪に初出場して以来、長く日本男子のエースとして活躍した。6種目で争う個人総合では、世界選手権で09年から6連覇を達成。リオ五輪では団体総合の金メダルにも貢献した。

 リオ五輪後は日本体操界初のプロ選手となったが、故障に苦しめられた。17年の世界選手権では個人総合の連覇がストップ。種目別の鉄棒に絞って4大会連続出場を果たした昨夏の東京五輪は予選敗退に終わった。

 昨年10月の世界選手権は鉄棒で6位。大会後には自身の進退について、「ゆっくり休んでからいろいろなことを考えたい」と話していた。関係者によると、その後も練習を続けていたが、この大会が現役最後となった。

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