3カ月連続40台維持 12月道内景気DI 不動産、小売り大幅改善 帝国データ札支店

3カ月連続40台維持 12月道内景気DI 不動産、小売り大幅改善 帝国データ札支店

 帝国データバンク札幌支店は、昨年12月の道内景気動向調査結果を発表した。景気DI(「良い」と回答した企業の割合から「悪い」とした企業の割合を引いた数値)は前月比0・3ポイント増の41・1となり、3カ月連続で40台を維持した。

 全国平均の景気DI(43・9)との比較では、北海道は14カ月連続で下回った。その差は2・8ポイントで、前月から0・5ポイント拡大した。

 企業の規模別では、大企業が前月比0・4ポイント増の43・1となり、3カ月連続で改善。中小企業も0・3ポイント増の40・7となり、2カ月ぶりに改善した。中小企業のうち小規模企業は前月から横ばいの43・4だった。

 業界別の景気DIでは、9業界中、金融、不動産、小売、サービス、農・林・水産、製造の6業界で改善。特に不動産は前月比6・4ポイント増の58・3と最も高く、60に迫る水準で推移。小売も6・6ポイント増の37・2となり、2カ月ぶりに大幅に改善した。一方、建設、卸売、運輸・倉庫の3業界は悪化。燃料代高騰の影響を強く受ける運輸・倉庫は3カ月連続で悪化し、33・8と最も低くなっている。

 今後の先行き見通しでは、「3カ月後」が40・7(前月調査41・3)、「6カ月後」が43・4(同44・1)、「1年後」が44・8(同46・0)。3指標とも前月調査から後退する予想だ。

 企業からは「飲食店や観光関連が少し良くなってきた」との声が上がる一方、「オミクロン株への懸念からイベントが中止になるなど、マイナスの影響が出始めている」(広告関連)との指摘も。建設関連からは資機材価格の高騰、食品メーカーからも「原材料の値上げが収益を圧迫し始めている」との声が数多く寄せられている。

 調査は昨年12月16日~今年1月5日、道内企業1052社を対象に実施。534社から回答を得た(回答率50・8%)。

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