売り上げDI改善 今年の企業 業況見通し コロナ禍前上回る 北洋銀行 感染拡大に懸念も

売り上げDI改善 今年の企業 業況見通し コロナ禍前上回る 北洋銀行  感染拡大に懸念も

 北洋銀行は、2022年の道内企業の年間業況見通しを発表した。全産業の売り上げ判断指数(DI)は前年の実績に比べ12ポイント上昇して8とプラスに転じた。プラス水準となるのは17年以来5年ぶりで、新型コロナウイルス感染拡大前の19年(マイナス3)の実績を上回る見通し。利益判断指数(DI)も5ポイント上昇してマイナス5に改善。ただ、先行きの懸念材料(複数回答)では「新型コロナウイルスの影響」が7割近く(69%)を占めて、2年連続で最多となっている。

 DIは、増加企業の割合から減少企業の割合を引いた数値。調査は昨年11月中旬~12月上旬に道内企業699社を対象に実施。380社から回答を得た(回答率54・4%)。

 売り上げDIの業種別では8業種中、食料品、鉄鋼・金属製品・機械、小売業、運輸業、ホテル・旅館業の5業種が前年実績から改善。特にホテル・旅館業は125ポイント増の94となり、大幅に改善する見通し。小売業も15ポイント上昇して2とプラスに転じた。

 一方、木材・木製品と建設業の2業種は悪化。建設業は2ポイント悪化してマイナス21となり、公共工事を中心に業況は後退する見通しだ。この他、卸売業は前年実績と同じ2となり、横ばいだった。

 利益DIの業種別では食料品、鉄鋼・金属製品・機械、小売業、運輸業、ホテル・旅館業の5業種で改善。木材・木製品、建設業、卸売業の3業種は悪化する見通しだ。

 先行きの懸念材料では、「新型コロナウイルスの影響」がトップで、これに「原油価格の動向」(68%)、「個人消費の動向」(47%)、「物価の動向」(44%)、「公共投資の動向」(42%)が続いた。

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