全国高校総体の第71回全国高校スケート・アイスホッケー競技選手権大会第1日は18日、青森県八戸市などで各競技が行われた。スピードスケートは、男子5000メートルの引地朔野(駒大苫小牧2年)が6分53秒80で7位入賞。トーナメント1回戦が行われたアイスホッケーでは北海、釧路江南、清水などが初戦を突破した。
【スピードスケート】
男子
▽500メートル (10)鮫川友希(駒大苫)37秒30(21)佐藤来信(同)38秒46▽5000メートル (7)引地朔野(駒大苫)6分53秒80(11)船崎優太(同)6分57秒15
女子
▽500メートル (17)小村唯(駒大苫)42秒21(19)中山萌(同)42秒37
【アイスホッケー】
▽1回戦
北 海16-1龍谷富山
東 北8―0軽 井 沢
慶応義塾13-1高崎工業
日光明峰19-渋川工業
釧路江南14-0岩 手
水戸啓明5―3武 相
早稲田実業7―4八戸工業
清 水25-0八戸学院光星
八戸工大一12-0八 戸
光泉(不戦勝)関西大一
―自己ベスト更新で入賞、引地「中盤まで理想のレース」
男子5000メートルの引地が上級生の意地を見せた。出場者のタイムランキングでは12位だったが、自己ベスト(6分57秒61)を3秒以上更新し見事7位入賞。「中盤まで理想のレースができた」と胸を張った。
同種目に挑んだ船崎(1年)の存在が発奮材料になった。引地を上回る6分50秒19の自己記録を持ち、ランキング上では入賞圏内の6位。今季各種大会では負けることが多かった。「練習から刺激し合う仲。かなり意識した」と引地。
大舞台で課題も克服した。昨年12月の道大会では2200メートル以降からラップタイムを落としていたが、今回は3000メートル付近まで「いい滑りができた」と粘った。
もったいなかったのは終盤の滑り。1周400メートルの最終ラップを35秒台まで落とした。「コーナーでスピードに乗れず、直線でも力任せに滑ったことでスタミナが切れた」と反省。新たな課題を克服して「今季終了までに6分45秒台を狙いたい」と意気込んでいた。
―小村、女子1000メートルで雪辱誓う
女子500メートルに挑んだ小村(3年)は「練習通りにと思っていたが、緊張してしまった」と自己ベストの41秒98に届かず悔しさをにじませた。
想定外の気持ちの揺らぎだった。事前の練習では体がよく動き、40秒台に迫る記録も視野に入れていた。いざレースが始まると「高校生活最後のインターハイ」と力みが生じ、第1コーナー出口で膨らんだのが響いた。
根室管内別海町出身。昨年の高校総体女子3000メートル3位の森野(3年)、今大会男子5000メートルで7位入賞を果たした引地(2年)らとは小学時代から切磋琢磨(せっさたくま)してきた。
仲間たちの活躍を刺激に、19日の1000メートルで雪辱を誓う。「落ち着いた滑りで1分21秒台前半を目指したい」と語った。




















