全国高校総体のスケート・アイスホッケー競技選手権大会第2日は19日、青森県八戸市などで各競技が行われた。スピードスケートは、男子1000メートルの鮫川友希(駒大苫小牧3年)が3位入賞。女子3000メートルでは森野こころ(同)が4分26秒73で5位となった。
アイスホッケーはトーナメント2回戦が行われ駒大苫小牧、北海道栄はそれぞれ3回戦に駒を進めた。
【スピードスケート】
男子
▽1000メートル (3)鮫川友希(駒大苫小牧)1分12秒89(24)佐藤来信(同)1分18秒19
女子
▽1000メートル (22)小村唯(駒大苫小牧)1分25秒69(25)居城真衣(同)1分26秒90▽3000メートル (5)森野こころ(駒大苫小牧)4分26秒73(24)手束柚杏(同)4分49秒58
【アイスホッケー】
▽2回戦
北海道栄9―2光 泉
▽得点者【栄】大城(関本、内野)乘本(大城、内野)磯崎(加藤)大城(乘本、関本)乘本(関本、増川)西尾(稲田)大城(関本、乘本)増川、増川(大城、内野)【光】谷本(青山)福井(大内)▽GK【栄】佐藤、北村【光】ルーツ
駒大苫小牧10―0釧路江南
▽得点者【駒】森田(花田、鈴木)石田(森田、鈴木)大久保(鈴木、花田)早坂(石田)森田(石田)早坂(荒木、山口)福田(森田、早坂)荒木(山口)荒木(城野)森田(早坂、石田)▽GK【駒】米津、山北【江】亀田翔、板垣
武 修 館4―1北 海
東 北12―1慶応義塾
埼 玉 栄12―2日光明峰
釧路工業8―2水戸啓明
清 水6―0早稲田実業
八戸工大一6―5白樺学園
―鮫川、銅メダルに笑顔
男子1000メートルの鮫川が、最後の高校総体挑戦で念願のメダルを獲得した。「今までもらったメダルとは重みが違う。いいですね」。笑顔がはじけた。
大会初日に挑んだ500メートルの反省を生かした。タイムランキングで6位につけていた同種目だったが、終盤組で滑走したためスタート地点の氷状態が悪く、直後にバランスを崩し10位。続く1000メートルは出場者中の今季トップタイムとなる自己ベスト1分11秒78を引っ提げ、最終レースでの出走となった。
「氷が削れていない少し外側のレーンでセットした」と鮫川。さらに同組の高見澤(小海)が自分より持ちタイムが速いことを利用し、「追い掛ける展開にしよう」とあえて最初の200メートルは抑えて滑った。
高校2年生まで1500メートルに挑戦してきたかいもあって、後半はお手の物。各選手がラップタイムを落とす中、最後まで粘り抜き3位でフィニッシュ。駒大苫の頼れる主将は「後輩たちが自分のことのように喜んでくれたのが、何よりうれしかった」と語った。
浦河荻伏中3年時に挑んだ全国中学校大会では500メートル4位、1000メートル5位と表彰台にあと一歩届かず。その悔しさを高校の舞台で見事晴らした。
21日にはチームパシュート出場が控える。昨年12月の道大会では引地(2年)、船崎(1年)と組んで2位。鮫川は「上位を狙いたい」と後輩たちにもメダル獲得の喜びを伝えるつもりだ。
―森野、納得の滑り
女子3000メートルで5位入賞を果たした森野は「最後まで足を止めずにテンポ良く滑ることはできた」と同種目の3大会連続入賞に手応えを口にした。
出場者のタイムランキングで4位と好位置にいた森野。ただ、昨年12月の全日本ジュニア選手権(釧路市)前に負傷し、半月近く満足に練習を積むことができなかった。
急ピッチで調子を整え集大成の一戦に挑んだが、「最後まで走り切る体力は戻らなかった」と前回大会でマークした4分22秒62の自己ベストには4秒近く及ばず。それでも森野は「けがを考えれば当然の結果。悔しいけど、悪いなりにラップタイムをキープできたのはよかった」と前を向いた。
20日の1500メートルで上位入賞を狙う。昨年12月の道大会では2分4秒15と自己ベストを大きく更新。タイムランキング1位の堀川(白樺学園3年)、同4位の高橋(山形中央2年)が国際大会出場のため不在とあって、ランキングでは3番手につける。「スタートから攻めの気持ちで滑りたい」と意気込んだ。




















