屋外リンクで日々鍛錬―苫東

屋外リンクで日々鍛錬―苫東
学校リンクで鍛錬を重ねる苫東アイスホッケー部

 苫小牧東高校の屋外スケートリンクが昨年末までに完成した。3年生が抜けた新体制のアイスホッケー部員9人がパスやスケーティングなどの基礎練習に汗を流しており、屋内リンク練習と合わせて有効に活用されている。

 同部の田中渓也監督が昨年12月下旬、真夜中から早朝にかけて根気よく水まきを繰り返した。連日の冷え込みもあってわずか3日間で完成、22日から本格的に練習を開始した。父・正靖さんから教わったリンク造りに関する知恵に加え、天候や気温によるリンク状況の変化をある程度つかんだという田中監督は「父の教えを取り入れながら、水のまき方などを自分なりに工夫した結果、良いリンクができた」と笑み。

 チームは昨年12月の全道大会初戦で釧路工業に延長戦の末惜しくも敗れ、高校総体出場を逃した。来年こそ出場権を勝ち取るべくパスやシュート、走り込みによるスケーティング技術向上など、基本スキルに磨きをかけている。

 また、メニューを選手自身が考え、個々の課題を補う自主練習も行っている。「各選手に向上心がある。全員がリーダー性を持ったチームであってほしい」と選手の主体性に期待しながら評価。主将の渡辺大雅(3年)は「陸上トレーニングや学校リンクで精神面も体力も上がった実感がある」。来シーズンに向け「持ち味の団結力を武器に走り負けないチームにしていきたい」と話している。

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