経済産業省北海道経済産業局は25日、2021年度「北国の省エネ・新エネ大賞」(北海道経済産業局長表彰)に十勝管内鹿追町とパシフィックコンサルタンツ(東京都)、アルス・ゼータ(帯広市)、伊藤組土建(札幌市)が共同申請した「鹿追町における『自立地域エネルギーシステム構築』の取り組み」が決定したと発表した。
『自立地域エネルギーシステム構築』は、町役場と周辺8カ所の公共施設を自前の配電線で結ぶ「自営線ネットワーク」を整備し、災害時の停電には太陽光発電設備と蓄電池で施設に電力を供給する「防災対応システム」を、エネルギーを多く使う施設には太陽光発電設備と地中熱ヒートポンプで「電気・熱活用システム」を構築する。両システムは自営線ネットワーク全体の電気や熱の量を管理・制御し、平時から地域の再生可能エネルギーを最大限活用して省エネに貢献するという。官民一体で作り上げた省エネ効果を伴う自立型地域エネルギーシステムで、道内で例のないエネルギー地産地消の先進事例との評価を受けた。
固定価格買取制度認定の町営バイオガス発電設備など再エネ発電設備も6年後の売電期間終了時に自営線ネットワークの利活用を見据えている。今後、他の自治体への展開が期待される事例―としている。
優秀賞は次の通り。
▽エア・ウォーター北海道(札幌市)とリンナイ(名古屋市)、コロナ(三条市)の「寒冷地向けハイブリッド冷暖房・給湯システム」▽北拓(旭川市)の「国内風力発電設備の稼働率向上に貢献するメンテナンス体制の構築」▽エルコム(札幌市)の「使用済みプラスチック発生元での分散型クリーンエネルギー利用による省エネ効果」▽から屋(札幌市)の「強制給気と自然給気によるハイブリッド制御を備えたエコブレス●【a0c7】の省エネ性能向上の開発」。
同賞は、道内の企業や団体への省エネルギー・新エネルギー導入促進の一環で北海道経済産業局が2009年度から実施している。
















