新型コロナウイルスの感染者が苫小牧市でも急増していることを受け、市内の高齢者施設は一時的に緩和していた面会制限を再び強化している。「第6波」への警戒感が高まる一方で、家族との面会を楽しみにしている高齢者も多く、施設側は「とても心苦しいが、命を守るためには仕方がない」と理解を求める。
市内の特別養護老人ホームや有料老人ホーム、グループホームといった高齢者が暮らす施設では2020年3月以降、コロナの感染状況に応じて面会の制限と緩和を繰り返してきた。
昨年10月以降は胆振管内で一時的に感染者ゼロが続いたことから、時間や人数などの制限がある条件付き面会を認めてきた施設も多かったが、再拡大によって中止を余儀なくされている。
社会福祉法人ふれんどは、運営する特別養護老人ホームや有料老人ホームなどで昨年11月以降、面会者は2人までとしワクチン接種済みであること、時間は15分程度にとどめる―といった条件を付けた上、直接面会を可能にしていた。しかし、今年に入ってから胆振管内での感染拡大が確認され、今月10日、直接面会を一時中止。オンライン面会の活用を求めている。
山手町の特別養護老人ホームアポロ園も同様に、面会制限を昨年11月4日に緩和。1日3組まで、1回当たり10分間、面会できる機会を設けていたが今月18日、再び制限することを決定。同園関係者は「短時間でも家族と会うことで元気を取り戻した入所者もいる。3回目のワクチン接種が進んだ後の感染状況を見守りたい」と話す。
グループホームも危機感を強めている。18人が入所しているしらかば町の勤医協グループホームコスモスとまこまいでは事務室の一部に面会スペースを設けて対応してきたが、今月19日、面会を一時中止した。錦岡のグループホーム幸福の里あすかも感染状況が落ち着いた昨年末ごろ、面会制限を解除する検討に入っていたが状況が一変したため見合わせ。施設側は「入所の中には高齢のため、画面越しのリモート面会が難しい人も多い。一日も早く、入所者が落ち着いて暮らせるようになってほしい」と願う。
















