特殊詐欺被害を未然に防いだとして、苫小牧署(菊地健司署長)は26日、苫小牧市美園町のセイコーマート美園店のアルバイト従業員前智実さん(34)に署長感謝状を贈った。客の男性が電子マネーを購入した際に使途を尋ね、違和感を感じたため詐欺と判断して通報したという。
同署などによると、今月14日、同店で電子マネー4万円分を購入しようとした市内の60代男性の様子に不自然さを感じ、前さんが「何に使うんですか、自分用ですか」と購入目的を尋ねた。男性は「はい」とだけ答えて電子マネーを購入した後、「実はパソコン画面に表示された相手から電話で買ってきてと指示された。こういうことってよくありますか」と聞いてきたため「これは詐欺だ」と確信。すぐに苫小牧署に通報し、被害を防いだ。
男性は過去にも4万円分の電子マネーを同じ電話番号の相手に4回、計16万円支払っていたという。
この日、同署で感謝状贈呈式が行われ、菊地署長が前さんに感謝状を授与。「(男性は)もっと被害に遭っていた可能性がある。勇気ある声掛けで、男性の目を覚まさせてくれた」と謝辞を述べた。
前さんは「身近でもこういうことが起きているのかと驚いた。(被害防止のため)、今後も声を掛けていく」と話していた。
同署は最近、アダルトサイトばかりでなく、一般サイトの広告枠に警告画面を表示するプログラムが仕掛けられているケースも多いと指摘。「無視して閉じ、個人情報は教えないで」と訴える。
















