苫小牧市21年末総人口16万9528人 26年ぶり17万人割る 「自然減」急激に進む

苫小牧市21年末総人口16万9528人 26年ぶり17万人割る 「自然減」急激に進む
苫小牧市の人口推移

 苫小牧市の住民基本台帳に基づく2021年末の総人口は16万9528人で、26年ぶりに17万人を下回った。3月末に1995年10月から続いた17万人台を割り込み、4月以降も戻ることはなかった。12月末現在では前年比677人の減で、前年を下回るのは8年連続。転入者が転出者を上回る「社会増」は2年ぶりに達成したものの、死亡数が出生数を上回る「自然減」が急激なスピードで進み、人口減少を加速させている。

 市政策推進課によると、21年末の人口総数は男性が前年比283人減の8万3030人、女性は同394人減の8万6498人。世帯数は単身世帯や世帯分離の拡大を背景に同533世帯増の9万525世帯となり、初めて9万世帯の大台に乗った。

 苫小牧市の人口のピークは13年末の17万4469人。翌14年末から前年割れが常態化している。減少幅は年200人台後半から700人台半ばで推移。20年末には年1000人台まで膨らんだが、21年末は年600人台後半まで落ち着いた。

 自然動態(出生と死亡の差)を見ると、自然減は11年末から11年連続。21年末は年間出生数1051人(前年比101人減)に対し、死亡数1962人(同8人減)で、11年末に78人だった減少幅は911人まで拡大した。人口に占める65歳以上の割合を示す高齢化率は29・81%で、同課は「年内には30%を超える見通しで、自然減の傾向は進みそう」と分析する。

 一方、社会動態(転入と転出の差)を見ると、年間の転入数5965人(同193人増)に対し、転出数は5731人(同266人減)で、2年ぶりの社会増は234人に上った。

 同課は「社会増に転じたのは雇用環境がプラスに作用したと考えているが、人口減少は一つの特効薬で解決できる問題ではない」と指摘。雇用だけでなく子育て支援や移住促進など多様な施策に力を注ぎ、交流人口や関係人口を増やす取り組みを進めたい考え。

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