苫小牧市内でも新型コロナウイルスの「第6波」が猛威を振るう中、政府による5~11歳の子どもへのワクチン接種が早ければ3月にも始まる見通しだ。対象年齢の子どもを持つ保護者の多くが「重症化を防ぐためにも早く打たせたい」と歓迎する一方、「副反応が心配」といった声も少なくない。
「感染したときに軽く済むのであれば、一刻も早く打たせてあげたい」。北栄町で小学2年の男児(8)を育てる女性(46)は接種に前向きな姿勢を示す。市内の小中学校では新学期が始まった今月中旬以降、新型コロナ感染症による閉鎖措置が頻発しており、女性は「コロナが身近に迫っている」と危機感を募らせる。
もえぎ町に住む女性(47)も「家族みんなが接種しているので、一人だけ受けさせずに何かあったらかわいそう」と話し、小学2年の娘(8)への早めの接種を検討中という。
筋ジストロフィーの息子(9)がいるウトナイ北の女性(38)は感染時のリスクを重く見て、次男(5)と共に接種させる考え。「持病がある息子にとって、感染症はその後の人生にも関わる重大なリスク。これまでもインフルエンザなどの予防接種を積極的に受けてきているので、今回も同じように対応したい」と述べた。
一方で、低年齢の子どもの致死率や重症化率が他の年代と比べると低いことや、副反応の健康被害への懸念から、接種を見送る方針の保護者も。自身がワクチン接種後に高熱や倦怠(けんたい)感に苦しんだ、ウトナイ北の女性(36)は「あんなにつらい思いを子どもにさせる必要があるのか疑問」と指摘。小学1年(7)の息子への接種は控えるという。
同じく小学1年(7)の娘がいる美原町の男性(49)も「今のワクチンはオミクロン株への効果が期待できないと聞いた」と語り、判断を保留。北光町で小学5年の息子(10)を持つ女性(37)は「まずは様子見」としながら息子自身から「接種できるならしたい」と言われたため、「どうしようか迷っている」と打ち明ける。
ワクチン接種の有無がいじめや差別につながることを不安視する声もある。小学生3人の子どもを抱える北栄町の男性(46)は「健康被害が懸念されるので様子を見たいけど、打っていないことで友達から嫌なことを言われないかとも考えてしまう」と心配。「いじめにつながらないようにしてほしい」と学校現場に配慮を求めた。
















