LGBTをはじめとする性的少数者の交流イベントが2月26日、苫小牧市男女平等参画推進センターで開かれる。市内では初の試みで、性的少数者への差別や偏見、社会的な孤立をなくす活動に取り組む団体「にじいろほっかいどう」(国見亮佑理事長)と同センターが共催。LGBT当事者らに、日頃の悩みなどを安心して語り合える場を提供したい考えだ。
誰もが自分らしく生きられる地域づくりを目指す同センターは、「にじいろほっかいどう」の協力を得て2019年度、LGBTをテーマとした市民向け講座を開催。翌20年度からは共催で、「にじいろライブ」の名称で啓発事業を展開してきた経緯がある。
両団体は活動を重ねる中で、市内での性的少数者の居場所づくりの必要性を確認。国見理事長は「札幌でも当事者向けイベントを開いているが交通費や移動距離がネックとなり、参加したくてもできない苫小牧の人がいるのでは」とみている。
今回、企画された交流イベント「ぽると」は同性愛者や両性愛者、トランスジェンダーなどの当事者のほか自身の性の在り方に悩んだり、迷ったりしている人も対象。自己紹介やゲーム、テーマに沿った話し合いなどを盛り込む予定で、話すのが苦手な人や不安な人は傍聴のみでも可という。
同団体はこれまで札幌、函館、帯広などで交流イベントを開催。当事者の社会的孤立防止や新たなコミュニティーの形成に寄与してきた。関係者は苫小牧でも同様の動きに期待しており、国見さんは「自分は自分のままでいいんだ―という実感を得られるような場にしたい」と意気込む。
啓発活動の一環で、性的少数者の尊厳のシンボル「レインボーフラッグ」を掲示したり、関連図書を増やしたりしてきた同センターの村上尚保センター長は「イベントが、センターの活動について知ってもらう機会にもなれば」と期待している。
当日は午後2時~5時。参加無料だが、要事前予約。申し込みは同センターまたは同団体のホームページから。
問い合わせは同センター 電話0144(32)3544。
















