早急な大方針策定求める 感染爆発のオミクロン株 道知事、政府に オンライン全国会で提言

早急な大方針策定求める 感染爆発のオミクロン株
道知事、政府に オンライン全国会で提言
オミクロン株対応の大方針を早急にまとめてほしいと政府に提言した鈴木知事=28日午後、道庁

 鈴木直道知事は28日、全国知事会の新型コロナウイルス緊急対策本部の会合にオンラインで出席し、全国で猛威を振るうオミクロン株に向かい合うため、「昨年11月以降、開催されていない国の新型コロナウイルス感染症対策分科会を早急に開催し戦略、戦術、そして大方針を取りまとめてほしい」と政府に提言した。

 鈴木知事は、オミクロン株の知見を明らかにした上で、その特性を踏まえた対策を「早急に示してほしいと繰り返し求めてきた」としながらも、「この知見、対策が十分に示されない中で、全国で爆発的な感染拡大に直面している」と強調。「さまざまな課題が顕在化し、国は状況変化に対応してその都度、対策を変更しているのが今の実情」と指摘した。具体的には不足する抗原検査キットの優先順位の取り扱いや患者の入退院・濃厚接触者の待機期間、ワクチンの前倒し方針、警戒レベルの移行を挙げた。

 特に1月に入ってから「立て続けに(国から)事務連絡が来て、深夜にその文書を確認して対応するということをわれわれの限られたマンパワーの中で繰り返している」と指摘。「関係者への周知など、どうやったらうまく運用できるか。日々、膨大な感染者数に向き合いながら対応している」と、度重なる方針変更に振り回される地方自治体の現状を述べた。

 知事は「走りながら考えるというのはある局面、仕方ないのかなと思う」としながらも、34の都道府県で「まん延防止等重点措置」が適用されている今、「全体を俯瞰(ふかん)して考えるタイミングに来ている」と提言。国の分科会を早急に開催してオミクロン株対応の大方針をまとめ、「基本的対処方針に反映してほしい」と求めた。

 全国知事会では同日、オミクロン株の特性を踏まえた感染対策などを盛り込んだ「緊急提言」をまとめ、政府に提出した。

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