藤と天使、学校法人統合へ 2024年4月目指し

藤と天使、学校法人統合へ 2024年4月目指し

 道内私学の名門、藤学園(永田淑子理事長、札幌市北区)と天使学園(松岡健一理事長、札幌市東区)は28日、2024年4月の学校法人の統合を目指し協議を開始した―と発表した。藤は幼稚園、中学、高校と大学・大学院、天使は大学・大学院を運営するカトリック教育を建学理念とする。両学園は「カトリック教育の維持存続、少子化を背景に私学間の競争激化、経営環境が厳しさを増す中、財務状況が健全なうちに法人統合を判断した」と説明する。

 両学園の理事長らが昨春から協議を重ね、12月に双方の理事会で決定。今年1月19日に基本的事項の合意に達し、協議会設置の覚書を締結した。26日に第1回法人統合協議会を開き法人統合の協議を開始。同窓会、保護者や学生には報告済みという。

 基本的合意は▽法人統合の期日は24年4月1日▽法人名称は「藤」と「天使」の名称を含むことを基本に検討する▽法人統合後も設置校は天使大学、藤女子大学等の各学校はそのままの名称で存続、運営する―としている。

 法人統合により、文理教育の補完や図書館等施設の相互利用、学生の多様な学習ニーズに応じた単位の互換制度のメリットが考えられるという。統合に向けては幼稚園や中学・高校を設置するため、23年8月には道知事に認可申請を提出、同9月までに文科大臣に認可申請を提出する。

 藤学園は1925年創設。札幌や苫小牧、埼玉県草加市などに幼稚園5園、中学高校、大学には人間生活部と文学部、大学院を設置する。天使学園は47年創設。大学に看護栄養学部、大学院を設置する。

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